R02/07/20 |
行革・施設管理課 施設再編係 |
旧上平北部保育所につきましては、平成17年度の上平保育園の建設に伴い閉園し、普通財産として保有し、現在、通信事業者の現場事務所として貸付しております。また、当該施設は、第2次南砺市公共施設再編計画では、短期に譲渡1(市内公募)の位置付けとなっています。このことから、平成29年度に民間事業者等からの市場ニーズを調査するため、施設見学バスツアーを実施するとともに利活用提案を募集しました。この市場ニーズ調査に基づき、昨年度に隣接する旧上平中学校校舎や五箇山山村開発センターを解体することで、売り払いに向けた調整を行ってきたところです。 当該エリアについては、地権者のご理解のもと、これまで長年にわたり、上平地域の子育て、教育機能の拠点として整備しましたが、保育園や小中学校の統合や公民館(交流センター)機能の移転が完了したことにより、旧体育館部分の木の駅周辺を除いて、引き続き市で活用する予定の無い広大な遊休資産となりました。 近年、全国的な傾向として、行政に対して、人口減少に伴う資産や財政のダウンサイジングが求められており、活用目的の無い資産を保有し続けることは望ましくありません。また、現在、残っている施設(保育園、プール)についても単に取り壊すのではなく、民間事業者等へ譲渡するなど、賑わいの創出や雇用の確保といった地域活性化にも配慮した再編手法により、将来世代の負担軽減に向けた取り組みをすすめています。どのように活用するにしても、安全安心に配慮することは当然のことであり、景観についての配慮を求めることも可能であると考えています。 今回いただいた要望では、保育所、プールを解体したうえでの無償譲渡を求められていますが、市の財政状況を鑑みますと、現在の状態で民間事業者が活用できる環境にもかかわらず、さらに施設を解体することは財政的な負担が大きいこと、また、有償で取得した不動産を無償で譲渡する根拠がないことから、皆葎振興会で取得される場合は、公共施設再編に係る諸規定に基づき取得いただいたうえで活用されますよう、ご理解のほどよろしくお願いします。
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