H26/12/22 |
地域包括課 長寿介護係 |
本年6月、市内の65歳以上の全ての方を対象に「日常生活圏域ニーズ調査」を実施しました。この調査は、平成27年度からの「第6期南砺市高齢者保健福祉計画」の策定に際し、高齢者の実態を詳細に把握して課題を洗い出し、これに対応した施策の目標をきめ細かく設定していくことを目的としたものであり ます。 ニーズ調査の結果を分析して見えてきた課題の主なものを申し上げますと、(1)高齢者のみ世帯を中心に、訪問介護などの在宅サービスのニーズが顕著であり、高齢者のみ世帯が今後増加していく見通しであることを併せて考えると、早急に在宅サービスを充実していく必要があること。 (2)独居世帯を中心に、日常生活において、除雪・ゴミ出し・外出などに不便を感じておられる方が多く、支援の充実を図っていく必要があること。 (3)高齢者の社会参加活動に関して、例え年に数回であっても関わりを持ち続けている人と、全く関わりのない人とでは、生きがいや健康に大きな差が見られることから、社会参加活動を積極的に推進していく必要があること などであります。 市としましては、こうした分析結果を踏まえ、(1)福寿会による24時間定期巡回サービスの実施を始めとした「在宅サービスの充実」や、 (2)「地域での支え合いの強化」によるきめ細かな支援と社会参加活動の両立などを柱とした「第6期高齢者保健福祉計画」を年度内に策定していくこととしております。 また、31の自治振興会・地区社会福祉協議会単位での「地域づくり」の取組みを進めていただきたいと考えており、今後、各地域を回って説明会を開催してまいります。地域ごとの課題を踏まえ、その地域に合った取り組みを進めることができるよう、市も一緒に考えていきたいと思っております。 従来から取り組んでまいりました在宅医療、訪問看護等の取組み等と合わせて、南砺型の「地域包括医療・ケアシステム」を構築してまいりたいと思っております。
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