| R02/02/04 |
教育総務課 学務係 |
学習指導要領に示されている内容として、文字のまとまった学習は、小学校入学を期に始まります。文字を書く基礎となる「姿勢」、「筆記用具の持ち方」、「点画や一文字の書き方」、「筆順」、「文字群の書き方」、「目的に応じた書き方」へと系統的に学習し、毛筆については3年生から始め、日常生活や学習活動に生かすことのできる書写指導を行っています。 多くの学校では、2年時の3学期の学習参観の折に「書道セット」を展示して購入希望を取ります。書写(毛筆)の学習は3年生から始まり、年間を通して決まった時間が設定され、6年生まで継続します。この学習においては、用紙は半紙であり、下敷きもそれに応じた大きさ、筆の太さも半紙に書写するに適した物となっています。 一方、「書き初め」については、日本の伝統文化として多くの県で取り組んでおり、富山県でも学年に応じた課題を毎年準備し、小中高書き初め大会を行い、書写教育に力を入れています。書き初めは、用紙の大きさが、半紙の2.5倍ほどあるので、それに応じた大きな下敷き、太い筆、墨液を入れる皿などが必要となります。この道具についても購入希望を取りますが、高価であることから、祖父母や両親の道具を大切に使ったり、知り合いの方に譲ってもらったりして使用しているお子さんも多くおられます。兄弟で使用しておられる方もあるので、書き初め大会では学年で時間差を設けて実施したり、貸し出しをしたりもしています。 授業の中での「書写」と、学校行事としての「書き初め」は、その目的も使用する材料も異なるので、父兄の負担にはなりますが、いずれも大切な学習教具として必要となりますので、ご理解いただきたいと思います。
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