南砺市
市民要望
受付年度 R07年度
枝番 R07-016-027
地域 南砺市
要望概要 南砺市地域づくり協議会連合会に関する要望書
件名 (2) 公共交通の確保及び交通体系の見直し
今回の県と関係4市の方針では、「幹」としての鉄路である城端線・氷 見線の徹底した利便性を確立すること。「枝」として各市は市営バスや民間運行バスなどの路線を見直し、それぞれの地域から駅への路線を集中させ、高校生の通学時間帯の運行など、鉄道ダイヤと連結したダイヤ編成とし、また、各駅を拠点とした市民病院や中央病院などへの移動が容易となるバス路線新設を推進するなど、現行のなんバスの全面的な見直しを実施すること。「葉」として各地域の家からバス停・主要な駅・交流センター・スーパーまでなど、高齢者や高校生など交通弱者の足の確保が必要なこれらの区間への対応については、各地域づくり協議会が運行するデマンド型交通システムを確保することなどが重要だと位置付けされました。
人口の多い大都市部と違い、散居村と言う独特な居住環境である南砺市は、公共交通とは何かの理解も乏しく、長年マイカーに過度に依存してきた経緯があります。ある意味80歳を超えてもマイカーを普通に運転し続ける現状は、住民の意識改革から始めないと変わらないとも言えます。そのためにはマイカーに頼らなくても暮らし続けられると感じる、抜本的で分かり易い公共交通体系を構築し、市民に詳しく説明し続ける必要があります。「枝」「葉」の確立に向けて抜本的交通政策の見直し・確立を強く要望します。
提出者名 南砺市地域づくり協議会連合会
提出書類 R07-016南砺市地域づくり協議会連合会 (PDF形式 : 8,549KB)
地内
路線/河川名
主担当 政策推進課 交通政策係
市以外での対応

 

対応状況
担当 連絡先 概算事業費 対応状況
政策推進課 交通政策係 調査・協議中

 

対応履歴
対応日 担当 内容 添付文書
R07/10/29 南砺で暮らしません課 要望を受け付けました。
R07/10/30 政策推進課 交通政策係  市としては、城端線・氷見線鉄道事業再構築実施計画の推進に伴う利便性向上とあわせて、市内公共交通網の幹・枝・葉を担う各交通体系を効率よく接続し、誰もが気軽に利用でき、多種多様な移動ニーズに応えられるよう持続可能な地域公共交通網の構築を図り、多くの市民の方に利用してもらうための継続的な普及啓発に努めてまいります。
 地域拠点間を結ぶ「枝」の役割を担う市営バスにおいては、将来に渡り持続可能な交通サービスとするため、本年10月より、利用者の少ない路線や便を再編対象とし、減便や一部区間の休止、事前に利用予約のあった場合のみ運行を行うデマンドバス方式への変更を実施いたしました。城端地域においては、利用の少ない路線を休止し、その代替手段として、自宅等からバス停まで移動ができるデマンドタクシー事業の実証運行を実施しています。最寄りのバス停まで行くことなく、自宅から直接目的のバス停移動が可能となるため、利便性向上につながると考えております。今後も、より効率的な市営バス運行を目指すため、再編に伴う遊休車両を活用し、市内移動の新たなニーズに応じた交通サービスを検討してまいります。
 また、昨年度、開発した「運行データ一元管理システム」は、異なる複数の移動や運送サービスへの配車依頼を一元的に受け付けるとともに、各サービスの配車システム等に対し、自動的に配車依頼を行うシステムであり、このシステムに紐づき導入したアプリ「なんモビ」では、利用日時、発着地等を入力することにより、運行データ一元管理システムを介して、最適な配車サービスを予約・利用できるものとなりました。現在配車依頼ができるタクシーとライドシェアに加えて、将来的には、デマンドサービスの配車予約にも対応することを予定しています。
 身近な地域公共交通を守り、将来へ繋げていくためには、地域住民による積極的かつ継続的な公共交通の利用が欠かせません。地域づくり協議会におかれましては、持続可能な地域公共交通の維持継続や利用促進に向けたお声がけに、ご支援を賜りたく、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。


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